関西女性起業家研究会 第121回月例会のご報告 1月13日

本年もどうぞ宜しくお願い申し上げます。


今年最初の月例会ですが、恒例となりました今年はどうなるシリーズ 
「2017年 丁酉年 〜 今年はどうなる?こうなる!」 を 
  いしい佳子 がお話しさせて頂きました。


今年はご存じのように丁酉年です。
これはいろいろな意味があり、
そこから今年の何かヒントになることをお伝えしました。
一部ご紹介させて頂きます。


丁 = 小火 = 燃える火ではあので勢いがなくてもじっくりと燃やすことが出来ます。
 灯(とう、ともしび)という一部にも当たります。昨年の「丙」は、あきらかになったことを直視し、
勢いのある火でどのような方向で伸ばし、そして成長させていくか、でした。
丁は伸びきったゆえに中身をじっくり煮詰めていく、そしてじわじわとゆっくり広きに行き渡らすのです。
さらに、丁 = 釘 という意味も踏まえなければなりません。何かをつなぎ合わすために打ち込む、
つまりバラバラにならないよう、伸び放題にならないよう停めるのです。
勢い余って皆がまとまらなかったり、手の付けられない火事にならないようにするためです。
そして丁寧に慎重に、しかし、じわじわとしたエネルギッシュさをもってです!


続いて、次は 「酉」 についてはどうでしょう。
「酉」 = 醸す という意味を表しています。ご存知のように、これは「かもす」と読みます
。酒樽の中で酒が発酵し、熟し、成る様子を表したのが「酉」でもあります。
「醸す」=物事が熟し、その香り、その味などが醸し出されてくるのであるからまさに結果であり、
さらにその結果によって新たなものが生まれて来るのです。
しかし、これはすべてそのものから生まれてくる、これはすべて自身に起因すると考えなければなりません。


このようなことから、私たちの今年の指針として具体的に取り入れるとするならば、次のようなポイントが挙げられます。


昨年は「丙」らしく、「炳らか」になったことが数え切れないくらい多くありました。
大企業の不正、議員活動費、前東京都知事の公務費問題、豊洲市場の盛り土、芸能人の不倫、
SMAPの不仲と解散、そして天皇陛下のお気持ち、と今まで水面下で出てこなかったことがあぶり出されました
。このようにあきらかになってこそ、改革・変革が出来るのであり、その先に善き将来があるはずです。
棚上げしたり、臭いものに蓋をしたりでは、外身は成長しているようで、中身はいつまでたっても何ら変わらず成長しないと思います。
これらをどのように醸し出していくのか、つまり皆で実際に造り出さなければなりません。皆さんが公私共に昨年に反省したこと、
すべき目標がはっきりしたこと、放っておいた問題、などをいよいよ手掛けて行かなければなりません。


今年「丁酉」は、流れが変わり一つの流れを作ります。あらゆることを皆で見直し、正しい方向で将来へ進んでいきましょう。
そして、そのものの中身を充実させ善きものを醸し出す、慎重かつじっくりと中身を煮詰めていきましょう。


是非、今年の指針として参考になれば嬉しく存じます。


また後半は皆様と今年の抱負を語り合い
元気一杯に今年の月例会もスタート出来ました。
寒波がやって来る前夜で寒さ厳しい中を
皆様ご参加頂き有難うございました。


丁酉年、皆様のご健勝、ご発展を心よりお祈り申し上げます。


関西女性起業家研究会  いしい佳子