11月10日(土) 八幡市岩田 西福寺 お十夜法要 出席報告

八幡市岩田 西福寺ご住職の柳澤様とは以前から大変お世話になっておりましてよきご縁に感謝申し上げる次第でございます。
去年の西福寺お十夜法要で、僭越ながら「五感と自然」についてと今年の「丁亥」の運氣をお話させて頂いてから、もう早や一年!今年のお十夜法要のイベントゲストはタレントの原田伸郎さんです。ご住職のお計らいで今年も伺うこととなりました。

さて、伺ってみるとさすが有名なタレントさんでらっしゃるのでお堂にはお檀家さん方々がいっぱいで満員御礼状態!今夜の御説法はどんなお話をして下さるのか、大変楽しみでした。

ご法要が終わり、原田さんの登場です。とても穏やかな印象で、言葉も柔らかで優しい語りがけでした。でも、それはうわべだけでないように感じました。お話を伺って、やっぱり!でした。
原田さんは京都出身でこれまでの生い立ち、そして、あの一世を風靡した「あのねのね」のデビュー時代、またそのときの普通とはかけ離れた状況、さらには急に襲った病魔、そして今現在の原田伸郎さんという人間を面白おかしく、時として涙さえ誘うような感動のお話でした。

やはり、人間、人よりも大きな名声やお金を持つと逆に、それと等しい目に見えないリスクやストレスを持ってしまうのです。しかし、そんな状態のときほどそれに気が付かない。そしてそれが続くと、何かの形で気付かされることがやっって来るものです。人生の大先輩(実際、京産大法学部の先輩でもあるのですが、これも何かのご縁・・・。)をつかまえて恐縮ではありますが原田さんにとって顔面麻痺というご病気が、それに当たったのではないでしょうか?原因不明だったそうですが、きっと心の病でストレスが奥様の言葉で落ちたとおっしゃいました。それから驚異的な回復をなさったそうですが人という何よりも素晴らしい心の栄養が大きかったのでしょう。

お話の中で、「これまで、『ありがとう』とか『感謝の気持ちを持って』とか簡単に言っていたけれど、それば上っ面だけで言っていて心から本当に言っていなかった。言霊ではなかったのです。病気になって初めて、妻や家族や周りの人々の存在を有難く思った。それから、本当の意味での、『ありがとう』とか『感謝の気持ちを持って』を心から言えるようになったのではないでしょうか?モノの損得抜きにした自分を見つけられた。
病気で仕事をキャンセルせざる得なかった数ヶ月の間に『書』というものにも出会え、とても気持ちが充実したのも確か。病気のお蔭で、仕事やお金は失ったけれど、それとは日にならないくらいの大切なものをたくさん得られた。そして、今から思えば、幼い頃からお寺にご縁があって何か守って頂いているとも思えるようになった。今日もこうやって西福寺さんで皆さんとご縁を頂いた。『有難うございました』」と締め括られました。

そして、今日買ったばかりのご縁のあった新しいギターでそれもお寺で新品を下ろすこととなったと歌を一曲歌って下さいました。拝聴していて、原田さんの歌がギターの音色とともに言霊となって私たちの心に確かに響きました。
目頭が熱くなったのは私だけではなかったと思います。何か、本堂の仏様の暖かいエネルギーとそこにお集まりになられた皆さんの原田さんを中心に出来たご縁のエネルギーですごいオーラが?!このような場に私が存在させて頂いていることに、有難く、嬉しく、感謝です。予定時間より30分もオーバーでしたが素晴らしい御説法を頂き、皆さんの拍手で終わられました。

その後、別室にてご住職からあらためて原田さんをご紹介頂き、直接お話を伺いました。失礼ながら、いろいろなご経験がおありだこそ最初の印象が間違いではなかったと納得です。また、機会がありましたら人生の先輩として、ご指導頂ければ幸甚と存じます。

ご住職、原田さん、ご縁を有難うございました。

最後に、ちょっと、ミーハー気分でツーショット!