感動ダイアリー(4)

4月23日(水)

以前、ブログでご紹介させて頂きましたが原田伸郎さんとご縁があり、先日、ご本人から書展のご案内を頂いていて是非拝見したいなあと思っていたのですが開催期間、こちらの大阪の仕事と上手くあって、今日伺いました。

阪急梅田カトレアホール、最終日を明日に控えて後を絶たずたくさんの方がお越しでした。入ったすぐ横のテーブルで原田さんがお客様にサインをなさっていました。

そのお隣にとってもきれいな女性が・・・きっと奥様ではないでしょうか?すると、原田さんがこちらに気が付いて下さり、ご挨拶致しました。憶えて頂いていて(光栄です)奥様(やはり!)をご紹介して頂きました。原田さんは、開催期間中、お忙しくなかなか毎日は来れないところ

今日京都のKBSでラジオのお仕事があってたまたまその帰りに先ほど寄られたそうで、なんとタイミングがいい!!そして、書を一つずつ、ゆっくりじっくり拝見させて頂きました。

途中お忙しいのに、原田さん自らいろいろ説明して下さいました。どれも素晴らしい!感動です!書道の上手下手ではなく、原田さんのお心が伝わってきました。心に響くとはこのことだと思いました。何より書いてらっしゃる言葉が大好きです。一字書もあり、相田みつをさんのような一文書もありました。また梵字もあり原田さんの探求の深さにも脱帽です。皆さんにすべてほんとに拝見して頂きたい!(デジカメを忘れましたが、撮影禁止だったと思います)

さらに形が円満で柔らかく、それでいて訴える力がある!書はすごい!音がなくとも心の音が聞こえてくるようで・・・表装、額などの色のコーディネイトもステキなんです。五感をいっぱい刺激させて頂いたからこそ、心に響くんだ!!世の中、万物そうでなくっちゃ!!そして、奥のお部屋に行くと今度はガラスに書が!サプライズです!

ボトルに、ガラス板に、などなど和紙と墨という常識を覆すアイディアですね。透明感があって字だけが空間を浮遊しているようでなんかこれまでにない心地よさを感じました。

その中の一つ

何枚もの薄いガラス板(10cm四方くらいかな?)がドミノ倒しのように並んでいて「無」という漢字一字なんですが最初の一画から、一画ずつがガラス一枚ずつに書かれていて最後の十二画目、十二枚目のガラスで完成!発想が面白くて、また字が一から生まれて成長していくようで何か人生を感じ、その字が「無」だからいい!!人生、「無」で生まれて「無」で逝く。いつもお教室でお伝えしていることリンクされていて嬉しくて私は原田さんの感性にノックアウトされてしまったのです。つまり、一目惚れ状態です。

で、どうなったかというと・・・売約済みの札が付いていたのですが阪急の担当者の方のご厚意もあって原田さんが「書は一点もので、全く同じものは書けませんがお急ぎでなければ、この作品をもう一度書きましょう。これよりも、いしい先生のために心をこめて書きますよ!」と言って下さって購入することになりました。めでたく相思相愛になりました。

一、二ヶ月先になるそうですが、これからまだかまだかと、恋人がやって来るのを待ち焦がれるような日々になりそうです。うちのオフィスに届きましたら、是非とも皆さんご覧下さい。ちなみに・・・原田さんの書は何せ人気でほとんど全てが売約済みでさらに、とてもじゃないけど高価で・・・でも、感性から生まれた心に響く書と思うと納得です。

ところが・・・これがご縁なんですね〜たまたま例外的だったんでしょうが私のような者でも購入できるとは夢にも思いませんでした。たくさんの方に観て頂きたいと、原田さんも喜んで下さり私もとっても嬉しかったです。原田さん、有難うございました。皆さんに観て頂き、何かを感じて頂けたらという思いです。

さてさて、どこに置こうかしら?今日は心に花の咲いた一日でした。

三和町の熊谷美穂さん、今回の原田さんそれぞれプロとして、それぞれの道やスタイルは違っても書は素晴らしいの一言です。筆で書けたらいいなあ〜☆ご案内状に載っていました書を画像でどうぞ!