関西女性起業家研究会 & 感動ダイアリー<13>


任様、文様、高様、張様

去る 6月11日(金)、「天津市婦女連合会」の訪日団として4名が来られました。訪日団の主目的は、日本の女性団体・組織との交流促進です。

天津市婦女連合会は国の直轄組織でいわゆる公務員の方で、公費でこのように日本に来られて交流し、その情報などを持ち帰り女性のための活動に役立てることをなさるそうです。日本では果たして公費でこのようなことをされているのでしょうか?

このメンバーのお一人の任様と以前東京でご縁があり、今回東京をメインで、当会の前身の本部である日本女性起業家交流会とも交流なさり大企業見学や交流会・勉強会などのスケジュールをこなされ、その後ぜひとも京都へということで、当会の活動を知ること、交流などをご希望でしたが、月例会とスケジュールが合わず、結局、私が対応することになりました。

そこで、せっかく京都に来て下さったのですから観光、そして、いつもお世話になっている京都府男女参画共同センター(らら京都)へご案内し濱野館長と歓談して頂くことに致しました。

1時間ほど京都、天津のそれぞれの女性の仕事、起業などの現状などの情報・意見交換をさせて頂きました。中国の方とこのような形でお話出来たのはもちろん初めてですので、楽しみでした。少しの時間でしたがお話を伺って、一番が中国の方が女性の働く意識や環境が日本より進んでいるということ!つまり、「男女平等に仕事をする権利がある」 と、主張なさることなんです。

根本がこの考え方なので、だから夫と平等に子育てをして当然、保育園があって当然、賃金が男女平等で当然という論理です。その言葉にある意味、衝撃を受けました。日本だと女性は子育ても家庭も両立しないといけないから、だから保育園が必要で、夫の協力が必要で、でも未だに賃金や雇用にも差があったりで・・・。

そして何を聞いても、彼女達は意見をはっきりお話なさるし、何より自分の考え方をはっきり持ってらっしゃる。しかも公務員で・・・です。(日本の公務員が僧でないとは言いませんが・・・)見習うべき所です。ただ、「一人っ子政策」の問題が出てきているともおっしゃっていて、問題点もしっかり把握されていました。

これまで当会は関西の、それも京都の中で活動して来ましたが、こうやって海外の女性の現状を伺うだけで、意識改革というか違う側面から見ることが出来て、新たな考え方が出来ることは仕事にプラスになると思いました。

そう思うと、東京と京都が共同開催で何か交流会が出来れば、とか
またいろいろなところに足を運び見学・交流などの企画も出来れば・・・なんて考えがふつふつと沸いてきたのですが、何とか実現したいものです。

天津市婦女連合会」に触発されたひとときでした。

とてもいい機会を頂き感謝致しております。有難うございました。
濱野館長にもご協力頂き感謝致しております。心より御礼申し上げます。