関西女性起業家研究会 第66回月例会 報告 6月10日

今回は 「京都から日本の森を元気に 〜京都ペレット町家ヒノコの取り組みについて〜 」 というテーマで当会会員の 株式会社Hibana 代表取締役 松田 直子様に大変お世話になりました。どのような事業をなさっているのか、実際に京都ペレット町家ヒノコへ伺って見学し、そして松田様のお話を聴きました。

こちらは、京都市が環境モデル都市として低炭素・循環型の町つくりにつながる木質ペレットをより多くの皆様にご紹介するために設立した「京都の森のアンテナショップ」です。それを松田様の株式会社Hibanaが運営なさっているのです。



画像の通り、構えは京都らしく町家ですが、「何の店だろう?」 と覗いて見たく思います。入ってみるとペレットストーブやペレットグリル、いろいろなペレット、そしていろいろな炭がありました。画像のピンクの豚はペレットグリルです。ペレットストーブも画像にあります。電気でもガスでもない木質ペレットでと聞いて見ただけで優しさや温もりを感じます。

画像にはありませんが、いろいろな種類の七輪や火鉢、そして産地の違う炭もありました。またミニおくどさんもあったりで昔懐かしいものばかりですが、こちらで販売されています。普段の電子レンジやコンロなどを見てそうも感動しませんが何か身体と気持が欲しているのかとっても魅かれました。

松田様やスタッフの方に説明をして頂けば頂くほど、環境に優しいということがよく分かりました。つまり木質ペレットを燃焼しても、排出されるCO2は木が成長したときに吸収したものなので大気中のCO2の量は増加しません(カーボンニュートラルといいます)。そのため、地球温暖化対策のひとつとして注目されているのです。さらに上昇傾向の原油価格に対して、木質ペレットの価格は安定しているのです。なるほどいいこと尽くしですが・・・問題はストーブなどの価格です。家電ヒーターやガスや灯油のストーブに比べると高いので、欲しくても・・・。ですが今、京都市は購入費用の3分の1(上限20万円)の助成があるのだそうです。

それもいいですが、国産のストーブの需要が増え価格が下がるようになっていくのが理想。やはり、こういうペレットストーブ、ペレットボイラーがあるということをもっともっと知ってもらわねば!それを松田様は日々頑張ってらっしゃると思うと、何とか広められればと思います。

このショップの2階は関連本のミニ図書館と広いフリースペースがあり1階の見学が終った後、ここでも現状やこれからの取り組みや株式会社Hibana や 松田様 のこれまでの経緯など伺いました。女性起業家としても素晴らしく、とっても素敵な方でさらにとっても素敵なお話、今日はとっても素敵な感動を頂きました。

すべてをお伝えしたいのですが、是非皆さまも足を運んで伺って下さい。とっても考えさせられたり、とっても心地よくなったり、何らかの感動があるはずです。3月の震災後、皆さんのエネルギーへの意識が高まりましたがまさに今後のエコへの道として、これも一つの選択肢だと思いました。


ちなみに、まだ決定はしておりませんが、今後の当会月例会の会場に京都ペレット町家ヒノコ の2階フリースペースをお借りしようかと考えております。2階の居心地の良さやスペースが丁度いいことや諸々の条件がバッチリなのです。それよりもこの活動が一人でも多くの方に知ってもらえることにつながることになるはずです!

今後の予定的には9月、10月あたりになると思いますが皆様にはまたご案内させて頂きます。お伝えしたいことはまだまだありますが、「百聞は一見に如かず」 是非とも伺ってみて下さい!また以下のHPもご覧下さい。

株式会社Hibana http://hibana.co.jp/
京都ペレット町家ヒノコ http://www.hibana.co.jp/kyoto-pellet/about_hinoko.html